シノハユ第10話「はやり(3)」

春日井真深が東京の病院に転院と聞き、はやりは「そうなんだ 残念」と言った後
「お菓子の試食もっとしてもらおうと思ったのに」と続けざまに言った。

数日後の授業中。はやりはふと真深のことを思い出す。

はやりはお菓子の新作に挑戦しいいできばえ。しかし東京に行った真深の連絡先は聞き損ねちゃったと。

母との食事。母親はダジャレを口ずさみながらはやりに封筒を渡す。
注文の中にはやり宛の封筒があった。

中にはライブのチケットが。そして真深の連絡先(メアド)も書いてあった。

母に「このライブ行きたい」と話す。しかし母によるとライブ会場はすごく遠いとのこと。
両親はお店があり、祖母はシンガポール旅行だそうで。

母は東京往復は大変と再びダジャレで追い打ちをかける。
交通費はだせるとのこと。飛行機は同意書などがいるため電車を乗り継ぐということ。
またライブ会場は横浜なので、はやりは「中華街のあるところ」と即答。

その"挑戦"を母は応援することにしたようだ。

再びお菓子作り。その最中、真深に「ライブいきます」とメールを入れた。

そしてライブ当日。

はやりは横浜に向け一人で出発…だが、はやりの後を追ってホームシッターの高橋さんが「保護者」として監視するようだ。
松江駅から岡山に入り、新横浜に到着。

そして会場到着。
ファンの多さに驚くはやり。

真深のマネージャーが「はやりちゃん!」と声をかける。
一人で来たことに「すごい」と言う傍ら、隠れていた高橋さんがさりげなくお辞儀。マネージャーも返す。

真深の楽屋。

マネージャーは「愛弟子」が来たことを真深に伝える
そこにはライブ衣装の真深がスタンバイ。

真深「久しぶり」

はやりも「久しぶりです」と返す。そして体調のことも。

注文したお菓子もここで手渡す。真深はさっそくいただくことに。
マネージャーは後からのほうがと言うが、真深は食べてからのほうがと。(元気になれる薬みたいなものか?)

傍らには病院にあるようなベッドが。
はやりは真深が完全回復していないことを悟った。

真深が一言。「はやりちゃん」「楽しんでってね」「私ちょーがんばるから!」

そしてライブが始まる!

病気を患ってることが不思議であるかのように、元気よく、そして多くの曲を歌う真深。
多くのファン。そしてはやり。

はやりはこの迫力を目の当たりにして、

「やっぱりみんなを楽しませて元気にしてくれるためにがんばっている人なんだ」
「すごい― 私も― 私もこんな人になりたい」

次回へ。

咲日和は突如の休載で残念(´・ω・`)