咲 -Saki- 第130局「価値」

前回に引き続き有珠山回想。

麻雀部なのに麻雀牌がないというありえない展開という有珠山麻雀部。
中学生の真屋由暉子は自宅に壊れた自動卓があるということ。岩館揺杏、獅子原爽は同時に「マジで」と。
しかし重いのでここまで運ぶのには時間がかかるとのことだがこれはみんなで手伝えればいいと。
(実際全自動麻雀卓の重量は約40kg〜60kgくらいだそうです→参考:大洋化学株式会社(アニメでもこのメーカーの卓を参考にしているそうです))

そこで本内成香が桧森誓子の家に「アレ」があるという話。
爽はその「アレ」とは子供を何人か乗せるベビーカーのようなもの、いわゆる「避難車」。
(実家は保育所で避難車があるのは活火山で最近も噴火があった有珠山の地形的な関係?)
(なお「避難車」の耐荷重は150kgくらいだそうなので麻雀卓も運べます)

その避難車に由暉子の麻雀卓を乗せて運べばヤミチン…じゃなくて楽ちんと成香。
壊れているから牌だけでもと由暉子。揺杏も手積みには使えるから十分と。
爽は中断して早速行こうと立つが誓子は「ゲームが終わってから」と突っ込まれる(笑)

そして卓を運んでいる最中、由暉子は3年生の所在を話す。
矢元さんという人がいるのだが、受験で顔が出せないらしい。さらに上の学年にも3人いたのだが
小納谷さんという人が週1で来るぐらいだったそう。


(C)Ritz Kobayashi/SQUARE ENIX

有珠山麻雀部室に「ジャン」と登場した麻雀卓。
爽がコンセントを入れると卓は普通に動いた。運んでいる振動で直ったのか?

早速プレイ。
麻雀は揺杏、爽は児童館で結構やった経験があり、誓子は伊達市の小学生大会でベスト8だった。
なお由暉子も少々ながら経験ある。唯一成香だけルールが難しいから未経験ということ。
由暉子は寄贈者だから確定として有珠山部員4名でのジャンケン。誓子だけパーを出し、他全員がチョキという。
前回の荷物持ちに続き連敗。初心者の成香の後ろでサポート役に徹することに。

爽は由暉子に「なんで同級生のいいなりになってんの」と言われる。
由暉子は「言いなりになってるつもりはないのですけど、私には取り柄とか何もなくて何か頼まれごとをしていると落ち着く」とのこと。
有珠山部員から見た由暉子の印象は「顔立ちがいい」「かわいい」「胸がデカい」
由暉子自身は誰かのためになるかと疑問に思うが、爽は「それを誰かに見せればよろこぶ人がいるんじゃねーのと」
爽はある雑誌を取り出した。その雑誌には「ちゃちゃのん」こと鹿老渡・佐々野いちご(当時2年、次鋒)が掲載されていた。


(C)Ritz Kobayashi/SQUARE ENIX

麻雀をやってる女子学生を紹介した雑誌である。
佐々野って人が強い?と由暉子が問うと、爽曰く「強いのは次のページの宮永照」と答える。

爽によると(強い部類である)白糸台・宮永照、三箇牧・荒川憩もかわいいし
(かわいい部類である)佐々野いちご、松庵女学院・多治比真佑子も強いのだが
雑誌の人気投票では少し順序がかわるらしい。

ここで多治比さんの名前がでました。阿知賀編で大星淡のダブリーに衝撃を受けた方ですよね


(C)Ritz Kobayashi/SQUARE ENIX
Comics (C)Aguri Igarashi/SQUARE ENIX

爽は由暉子の「改造計画」をたくらんでいる模様だが、
由暉子はアイドルで私みたいに身長が低すぎる子ってなかなかいないし、胸が大きいのもダメなんじゃないかとネガティブ発言。

そこで取り出したのが千里山・清水谷竜華。那須田という人や永水女子・神代小蒔などといった胸の大きい人も人気があると。
眼鏡はコンタクトにして髪型をチェンジしたりと成香から。しかし誓子はそのままが一番という「反論」もあるが
揺杏が1週間くらいで大改造を施した。

before→after

(C)Ritz Kobayashi/SQUARE ENIX

「なんということでしょう―」という某番組みたいに大改造された由暉子。
もちろん爽は由暉子に有珠山に来るよう説得するがもともと由暉子は有珠山に行くつもりだったと。
理由はなんと「聖書を習う学校とかカッコいいですし」という憧れからとか(笑)

「ユキのビジュアルを広く知らしめるべく」これが有珠山麻雀部の真の目的に(ぉ
そして本当の麻雀部のスタートである。

特訓では席決めのように東南西北白を使い、白引いたら抜け目という形をとるが、
誓子が「じゃんけんで」の一言でリベンジ。

5人のじゃんけんは…由暉子だけチョキ、部員たちはグーで由暉子の一人負け。
由暉子もうゲストではない。有珠山麻雀部員の一人として加わるということに笑顔を浮かべ次回へ…。

しかし次号はもとよりその次も休載で事実上の「夏休み」に。
次の掲載は夏休みが終わった9月になってから。(来週・来月のシノハユ咲日和で我慢しましょう)
連続掲載が続いた結果ではあるが、13巻の表紙や加筆修正、シノハユのネーム作成なども忙しいですからね。